知って得するフォント知識&現場で役立つDTP情報セミナー(大阪)内容紹介

◆知って得するフォント知識セミナー


先日2/20(土)にFontGarage+ADOBE主催のフォントセミナーを大阪で開催いたしました。
あいにくの悪天候の中、多数の方にお集まりいただき、無事開催することができました!
ご来場いただきました皆さま、本当にありがとうございました。

今回は主に各メーカーの特徴や、よく使われる利用シーンのご紹介〜使用許諾についてのお話をさせていただきました。
「こんな時はフォントを購入だけで使って大丈夫?」という疑問にお答えできるようにスライドをまとめてみました。


↓流れはこんな感じです↓

・FontGarageのご紹介
・フォントのデザイン&特徴について・・・書体など(筆文字・デザイン書体紹介)、アウトラインデータ
・フォントの買い方・・ダウンロード、パッケージ、ライセンス
・各メーカーの特徴・・・モリサワ、LETS → 多くの書体が1年間使い放題!ライセンスがメイン
・利用シーン・・・DTP、装丁デザイン、ロゴタイプ、電子書籍、WEB 〜テロッパ、ゲーム、パチスロでの利用。。etc.
・使用許諾について・・・代表例の説明と注意点、各メーカーの許諾状況について(これがメイン)

ペアカーニング
※セミナー風景


少し内容に触れますと。。
まず、フォントはそもそも著作権が認められていないんです。

「フォントの著作権って? 」

基本的にフォントには、明確な著作権は認められていないといわれています。

著作権法二条一項一号は、「思想又は感情を創作的に表現したものであって、文芸、学術、美術又は音楽の範囲に属するもの」を著作物と定めていて、フォントはそれにはあたらないという認識です。 要するに、書体(タイプフェイス)の著作権は認められていないのです。

それは、従来の印刷用書体としての役割が大きく、主に印刷用書体は、文字の有する情報伝達機能を発揮して伝達のために使用されるために、必然的にその形態には一定の制約を受けているのです。
※フォント=伝達手段

裁判の凡例を調べても「タイプフェイス・書体に著作権を認めない」という判決が多いのが現状です。

※一部メーカーではサイト上で、著作権がある旨の記載をしている所もあります

ですが、フォントには「使用許諾 」があります。
使用許諾とは、契約内容に同意することによってメーカーから与えられる「フォントを使用する権利」のことです。

そもそも現在は仕組み上、使用許諾の同意なしにフォントの購入はできません。
みなさんもフォントを購入して使用していると思いますが、それはメーカーから「使用していいですよ」と許諾を受けて使っているという認識なんです。
決してフォントのデザインを含めたものが自分のものになっているわけではないのですし、フォントを利用するうえでメーカー規定の許諾範囲を超えての使用は認められないのです。

その使用許諾について、よくあるご質問には下記の様なものがあります。

・そもそも使用許諾範囲って?
・どの使い方をすると使用許諾で認められなくなるの?
・もし認められなかったら金額はいくらかかるの?

などのご質問をいただいております。
そこで、よくあるご質問で大きく分けて3種類のご質問を例に、各メーカーの特徴と注意点をお話しいたしました。



◆注意すべきフォントの利用方法 問い合わせの多い3種類

こんな使い方の場合は要注意!※フォント代金とは別で許諾料がかかる場合があります

@ ロゴタイプでの利用
A 電子書籍 / 電子カタログでの利用
B WEBサイト / Flash / ASP)での利用
他:テロッパ、ゲーム、遊興機(パチンコスロット機)での利用

これをまとめると以下の様になります。↓

◆注意すべきフォントの利用方法 まとめ

@ ロゴタイプ → 章標登録できるメーカーとできないメーカーがある
A 電子書籍 / 電子カタログ → 埋め込みで表示するものは別途許諾が必要
B WEBサイト / Flash / ASP  → サーバーライセンスは認めていない場合が多い
他:テロッパ、ゲーム、遊興機(パチンコスロット機) → 基本的に別途許諾が必要

WEBサイトのKVや画面での利用は、画像化して使用すればほぼOK!

メーカーが気にするのはフォントデータの拡散。
フォントデータが抜き出せるFlash埋込みはNG!

基本的にサーバーにインストールする形は認めないメーカーが多い
制御ができない為モリサワも今では禁止している

という事なんです。


今回ご来場いただいた方々も、あらためてフォントの使用許諾について真剣に聞いていただき、とても有意義にフォントのお話しを進めることができました。

ご回答いただいたアンケートでも、ロゴタイプでの使用で別途許諾料金がかかることなど、知らないことや、あまり意識していなかったことを再認識できたとのお言葉をいただきました。
熱心にご質問いただいた方もいて、私も恐縮の限りでした。。ご来場者の方々に感謝でいっぱいです。

もちろんADOBEの岩本さんの講義も見事でした!
お話しはああするものだとお手本の様なプレゼンを聞けて、目からウロコでした!
次こそは!と心に刻んだ日でもありました(>_<)

また、機会があればぜひ東京でも開催したいと思っていますので、ぜひお楽しみにしてください!

本当にありがとうございました!